還暦男のつぶやき

自己満足のエッセイ

ぼやき|往生際の悪い決断

2週間ほど前、仕事出先でコーヒーの自販機のボタンを押した瞬間、腰に激痛が襲う。いわゆるギックリ腰。その日は、何とか仕事を終え、時々襲う激痛に耐えながら家内に駅に車で迎えに来てもらって帰宅。翌日は終日安静で、その後徐々に回復してきたが、完治とは言い難い。

ということで、3月10日に参加予定だった「飛鳥ハーフマラソン」の参加の是非に向けて密かに悩む日が始まった。今回のギックリ腰の遠因は、ハーフマラソンに向けてのトレーニングの強度を上げていたので、無理がたたったのだろう。

と言っても、私は、今や2時間半を目標タイムとする、市民ランナーとしても遅い部類に入る。他の方から見ると大したトレーニングではないのだが。

このマラソン大会のコースは、石舞台古墳飛鳥寺をはじめとする飛鳥の名所をくまなく網羅し、田園風景も素晴らしい。更に、意図的に高低差もつけたタフなコースで、参加者泣かせのところも、逆に魅力的。昨年参加して、今年も楽しむつもりだった。

   

asuka-marathon.jp

徐々に回復してはいるが、まだ朝の起床時に痛みを感じる状況。それなら、腰に負担にかからないよう、ウオーキング中心で完走を目指すこと考えたが、大会の制限時間(3時間30分)内で、ゴールするのはやはり難しい。

ということで、自らの往生際の悪さにあきれながらも、本日、参加しないことを ”正式”に決断した。私にとっては、「苦渋」の決断だ。

でも決めた以上、気持ちを切替えないと。「禍を転じて福と為す」というが、このタイミングでのギックリ腰をどう「福」とすればいいのだろうか。「福」とは言わずとも、せめて「(回)復」と為せばいいのだが。つべこべ考えずに、忘れることが一番かな。でも、当日参加されるランナーの皆さんのご奮闘は祈っておこう。